安倍・菅そして岸田と三代に渡って劣悪な自民党政権が日本社会を自虐的・自傷的な衰退へ引きずり込み、とても「明けましておめでとう!」とは言えない日本の正月ですが、元旦に発生したM7.6地震による能登半島・北陸震災そして翌日に発生した羽田空港での日航機と海保機の衝突事件は、事実上ほとんどの新年会で乾杯や慶賀の挨拶が消えるという状況を生み出しました。しかし、ある意味、これが日本の実態であり、逆に広く国民にもそのことを気づかせて、真剣必死の再生努力を促す機会になるかもしれません。
みなさん、眼を開いて現実を直視しましょう。この国は腐りつつあり、滅びつつあります。年末に政治資金パーティをめぐる不正と脱税そして政治資金規正法違反の捜査が自民党最大派閥の安倍派そして実力者をかかえた二階派におよび、ついに逮捕者が続出する状況となりました。法律違反そして民主政治を踏みにじった派閥の幹部が逮捕されるのは当然です。しかし、彼らがこの12年間にわたって日本政治を劣化させた責任は一体だれが負うのでしょうか?
このような腐敗政治が生み出し、すでにその不支持率が7割を超えた無能な岸田政権が、能登半島震災対応に失敗し、「新しい資本主義」の虚構の下で日本経済も立てなおすこともできないにもかかわらず、総辞職も総選挙も行わずに政権に居座って日本の苦悩を長引かせている原因の一端は、無力な野党勢力にあると言っても過言ではありません。
この12年のアベ政治とその後継の間に、野党政治家は政治の刷新や新しい社会構築の提案を行うこともなく、ただひたすら不利な状況下での選挙戦で議席を維持するための地元どぶ板活動に終始し、アメリカ追従・旧利権維持の自公政権の思うがままの政治を結果的に追認してきました。さらにそのことが、国民の政治離れや民主主義への失望を生み出し、あやしげなポピュリズム政党が跋扈するような状況を醸成しています。
しかし、いまや自民党政治の長年にわたり構造化した政治資金を巡る腐敗と不正が、検察の努力によって暴かれようとしています。まことに残念なことに、この政権交代の最高の機会に、野党勢力は国民の期待に応えてそれを実現する能力も意欲も熱意もありません。
共和党はこのような状況において、形骸化し、機能不全と腐敗が蔓延する既存の民主政治を補正して、あたらしい共和主義にもとづく政治を創ろうとするものです。
岸田政権そして長年、日本の保守世論の恩恵を受けてきた自民党もさすがに国民の支持を失いつつあります。内外に問題を抱えた自民党政権は、必ず早期に解散総選挙に追い込まれると確信します。残念ながら、現在、共和党は国会議員も不在で政党とは認められず政治団体の一角にすぎませんが、その来るべき総選挙では国会議員を輩出し、創生・前進の政党として日本の復活に全力で当たりたいと考えています。
これまでの共和党を第一期(Ver,1)とすると、2024年には第二期の政党として新しい政治理念のもとで組織と活動の拡大を計画しています。また共和党第二期(Ver.2)は「みんなが作る共和党」、「共和党 in Making」として、みなさんの意見を取り入れながら、参加者の総意で創成する予定です
皆さんのご意見そして参加をお待ちしております。
2024年正月
共和党物差
首藤信彦(すとうのぶひこ)
新年に「皆さん、日本を直視しろ」と警鐘を鳴らすアジェンダ、いいね。